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産休は気兼ねなく取ることが大事

ある程度の地位に就いていると、なかなか有給を取りにくくなると言われています。長期休暇となれば仕事に支障が出てしまうかもしれないからです。特に女性は結婚後、妊娠することがあります。当然、妊娠した場合には産休をとることが可能です。通常、産前産後の1年間は有給扱いとして休みをとることができるようになっています。産休をとらないと、出産だけではなく産後の育児もままならないはずです。しかし、仕事のことが気になってゆっくりと産休をとることができないという人もたくさんいます。日本人は勤勉な人が多いため、休んでいる間に自分の居場所がなくなってしまうという不安を持ってしまうこともあるからです。こういった理由から、産休は最低限の期間しかとらないという人も最近は増えてきています。妊娠中から保育所を探すという人も少なくありません。待機児童といった言葉もあるように、預け先がなかなか決まらないこともあります。計画的に物事がスムーズにいくとは限らないことから、キャリアウーマンほど産休をとりにくくなってきているというわけです。そんな社会はおかしいと感じる人も多いことから、最近は女性だけではなく男性側にも育児休暇をとりやすくできるように工夫する会社が増えてきています。産後の育児は夫も一緒に行わないと大変です。少しでも早く妻が職場復帰できるようにするためにも、夫側も育児休暇をとりましょう。また、産休と育休というように組み合わせて長く休む人もいます。産休が1年、育休が1年というように合わせて2年間は有給扱いとなるわけです。これなら家計的にも支障が出にくいことから、組み合わせて休暇をとった方が効率的と言えるでしょう。ただし、あまり長く休んでしまうと職場復帰が難しくなることもあります。仕事の感覚がつかみにくくなってしまうからです。2年も経てば職場の雰囲気が変わったり、人員が変わったりすることもあるため、その点も考慮した上で適切な休暇期間をとることがポイントです。

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